監督　レオ・マッケリー
主演　ケイリー・グラント
　　　デボラ・カー

あらすじ

美しい女性歌手、テリーは
婚約者の待つニューヨークに帰る旅客船で
三流画家ニッキーと出会います。

プレイボーイのニッキーは
いわゆる「女の金で食っている男」で
目下富豪の娘と婚約中、
その婚約者もニューヨークにいました。

船内で何度か偶然に会い
そのうちに惹かれ合っていくニッキーとテリー。

途中下船した地で
ニッキーはテリーを連れて
年老いた祖母を訪ねます。
心和む時間を過ごす三人。

船に戻った二人はお互いの気持ちを確かめ合います。
そして半年後にエンパイヤステートビルディングの展望台で
会うことを約束します。
それまでにお互い婚約を解消し、
新生活を始められるよう準備する心づもりでした。

船はニューヨークの港に到着し
二人はそれぞれの婚約者とともに
港を後にします。

半年後の約束の日、
ニッキーはエンパイヤステートビルの展望台で
テリーを待ちます。
しかしテリーはビルに向かう途中で交通事故に
あってしまいます。
ニッキーは閉館までテリーを待ち続けますが、
テリーは現れませんでした。

テリーは事故の後遺症で歩けなくなり
車椅子で生活するようになっていました。

心配した元の婚約者がニッキーに連絡するよう
テリーを説得しますが
テリーはニッキーの重荷になりたくないと
頑なに拒否します。
そして援助の申し出も断り、
子供たちに歌を教え始めます。

一方テリーに裏切られたと思ったニッキーですが、
周囲に助けられ、画家として身を立て
次第に立ち直っていきます。

ある日ふたりはバレエ公演の客席で
偶然再会します。
席に座っているテリーに話しかけるニッキー。

しかしふたりの隣にはそれぞれ元婚約者がおり

ありきたりの会話だけして別れます。
ニッキーが去った後係員が車椅子を運んできました。

クリスマスの夜、
テリーの家を突き止めたニッキーが訪ねてきます。
立ち上がれないテリーは
ソファに座ったままニッキーを迎えます。

ニッキーは祖母が亡くなったことを告げ、
祖母が愛用していた白いショールを
テリーにクリスマスプレゼントとして
渡します。

「ごめんなさい・・私は何も用意していなくて・・」

ニッキーは自分が描いたテリーの絵のことを
話します。
「画商が言うには、
画廊に来たある女性がとても気に入ってくれたそうで
彼女に譲ることにしたんだ・・
画商が言うには、その女性は貧しくて、
足が不自由だと・・」
そこでニッキーの顔色が変わりました。

「そうだ、画商は女性の足が不自由だと言っていた・・」
そう言いながら奥の部屋の戸を開けると
そこには自分が描いたテリーの絵が掛かっていました。

テリーを抱きしめるニッキーに
テリーは言います。
「私はあの日、嬉しくて上しか見ていなかったの。
きっと歩けるようになってみせるわ・・」

おわり

ニッキーはどうやってテリーの家を探したの？

テリーは夜なのになぜ部屋に鍵をかけてないの？

テリーのそばに車椅子がなぜ置いてないの？
ニッキーとテリーの元婚約者、かわいそう…と
まぁツッコミどころは
色々ありますが
ラストは泣いてしまうのでした。