レモンタルトの夢

水彩画と色鉛筆イラストのブログです。

「そらまめとわらとすみ」(3)

「そらまめとわらとすみ」(3)


すみとわらが流されていくのを見ても
そら豆にはどうすることもできません。


仲間がいなくなってしまって、
そら豆は「あーんあーん」と泣き続けました。


そしてあまりにたくさん泣いたので
そら豆のあごがはずれてしまったのです。


そこにお裁縫のお稽古の帰りの娘さんが通りがかりました。
「あら、こんなところに座り込んでどうしたの」


娘さんが見ると、そら豆のあごがはずれています。


「まぁまぁ、かわいそうに。
それではわたしが糸で縫ってあげましょう。」


そういってお裁縫の道具箱を開けてみましたが
そら豆と同じ色の糸がなく
あるのは黒い糸だけでした。


「黒い糸しかないけど、
これで縫ってあげますね」


娘さんはそら豆のはずれたあごを
黒い糸でちっくりちっくり縫い合わせてくれました。


今でもそら豆には黒いすじがついています。
それはその時の糸のあとだということです。


おわり


優しい娘さん。
いいところのお嬢さん風。


☆★☆
リーコ 思い出のアルバムから
ちっちゃかったね。

今朝の朝顔(ふたつ)

写真4枚

こんにちは~♪


リーコの散歩して
夕ごはんとお弁当を作って一息ついているのよ。



あのね、
飼いリスって、冬眠から覚めると
飼い主のことをきれいさっぱり
忘れてるんですって!


そういうの、ちょっといいなって思う。
目覚めたら、また一から新しくはじめるの。


いいことも忘れてしまうけど、
嫌なことも全部忘れて、
新しい毎日がはじまるのよ。


☆★☆
蝶。
調べたけど、名前がわかりません。
同じような種類のが沢山あって。



飾りました(*^_^*)


「そらまめとわらとすみ」(2)

前の記事にコメントいただいております。
いつもありがとうございます。(*^_^*)
お返事もう少しかかります。


☆★☆


「そらまめとわらとすみ」(2)


わらが言いました。
「こんなところにいては
この先どんな目にあうかわからないな」


炭が言いました。
「三人で旅に出て
いろいろ見てまわろうじゃないか」


そら豆も
「そうしよう、そうしよう」と
わらと炭と一緒に旅に出ることにしました。


三人は仲良くどんどん歩き、そのうち小さな川が
流れているところにやってきました。
ところが川には橋がかかっていません。


「さぁて、どうやって向こう岸に渡ればいいかなぁ」
「どうしよう」
「どうしよう」


またそら豆とわらと炭は話し合いを始めました。


「そうだ、おいらが橋になってやろう」
そう言うとわらが川の流れの上に寝て
向こう岸へ渡るのに丁度いい橋になりました。


まずそら豆がわらの橋をえっこらえっこら
向こう岸に渡りました。


今度は炭が渡りはじめました。
ところが炭にはまだからだに火が残っていて
橋を半分ばかり渡ったころ
その火がわらにうつってしまったのです。


わらの橋はそこから二つに焼け切れて
炭と一緒に川の中に落ちてしまいました。
そしてそのままわらと炭は川下のほうに
流されて行ってしまいました。


つづく


☆★☆
今朝はひとつ・・。