監督　フランク・キャプラ
出演　グレン・フォード　
　　　ベティ・デイビス

あらすじ

１９３０年代のアメリカ。
暗黒街の顔役デイブは、自分がのし上れたのは
リンゴ売りの老女アニーから買う「幸運のリンゴ」のおかげだと
信じていました。

ある日、デイブはあるもめ事を抱え、
アニーからリンゴを買おうとしますが
アニーの姿が見当たりません。
あちこち探しまわると
アニーは酒場で飲みつぶれていました。
話を聞くと・・

アニーには娘がひとりいて、
幼い頃からスペインにある寄宿学校に預けていた。
アニーはアメリカから仕送りを続け、
成長した娘はスペインの伯爵家の息子と
結婚が決まったと知らせてきた・・
それで婚約者とその父親と一緒に
アメリカに挨拶にやってくると。
しかしアニーは娘に自分が街のリンゴ売りであることは
隠していて、社交界で活躍する上流婦人であると偽っていた。
娘がこちらに来たら合わせる顔がない、
そして事実が分かったら
結婚も破談になるだろう・・。

デイブはアニーのためにひと肌脱ぐことにします。
まずアニーを馴染みの女たちの手で貴婦人に仕立て上げます。

アメリカにやってきた娘とアニーは
再会を果たします。娘は何も疑う様子はありませんでした。

それからデーブはアニーと娘のために
パーティを開くことにします。
招待客は手下や知り合いの踊り子たちを変装させて・・

その計画を新聞記者に嗅ぎつけられ
デーブは手下を使ってその記者を誘拐しますが、
デーブは警察に逮捕されてしまいます。

誰も来ないパーティ会場で
アニーは娘に全てを打ち明ける決心をします。

その時会場の扉が開き、
本物の市長、その他街の名士たち、その奥方、
着飾った大勢の人々がにぎやかに部屋に入ってきました。

万策尽きたデーブが
警察に打ち明けたアニーの話を伝え聞いて
別のパーティに集っていた人々が
事情を知りつつアニーのパーティに参加することにしたのでした。

アニーは上流社会の人たちに貴婦人として扱われ
パーティは盛況のうちに幕を閉じました。
そして娘と婚約者たちは別れを惜しみつつ
スペインに帰っていきました。

そしてアニーはまたもとのリンゴ売りに戻ったのでした。

本日の映画三本立て、いかがでしたでしょうか？
では、また！