レモンタルトの夢

イラスト、写真、お話しなどを載せています。時々根尾くん♪

映画 「風のある道」あらすじ 続き

ラストネタバレです。


★★★


矢田と直子の婚約発表会見に駆けつけた小林は
会場入りする直子に必死で呼びかけますが、
周囲の人間に阻まれます。
そんな小林を見て、なす術もない直子。


直子の妹の千加子は
小林に会い「私と結婚して」と言いますが
小林は「自分は一人でブラジルに行くことにした。
一人で生きていきます。」と。


婚約発表を終え、
矢田と直子がアメリカに旅立つという朝、
暗い表情の直子に父親がこう言って諭します。


「大事なことだから言っておくけど、
若い時に自分を偽って決断すると
あとの人生を後悔して過ごすことになるんだよ。」


父親は元々矢田と直子の結婚には
賛成ではありませんでした。
そして直子の心が矢田とは別の男性にあることを知っていました。


父親と母の宮子、そして直子と千加子は
二台のタクシーに分乗して
空港に向かいます。


直子と千加子は同じタクシーに乗り込み
しばらく走った頃、
千加子が直子に言います。


「今日、小林さんも横浜港からブラジルに旅立つの。
私はお父さんから横浜までの乗車賃を預かっている。
次の分かれ道を右に行けば空港、
左に行けば横浜。
姉さんはどっちを選ぶ?」


直子は俯いてじっと聞いていましたが
顔をあげると
運転手に「横浜に行ってください」と告げます。


道が渋滞して、ようやくタクシーが港に着いた時
小林の乗った船は出航した直後でした。


遠ざかる船を見て直子は呆然と立ち尽くします。


その時背後から直子の名を呼ぶ声がありました。


振り向くとそこには小林が立っており、
「君なしで行くことはどうしても出来なかった」と。


抱き合う小林と姉を離れたところから見ていた千加子は
踵を返して歩き始めました。
その表情には何かふっきれたものが浮かんでいました。


★★★
矢田はいい面の皮って感じ・・
小林甚吉がとにかく好青年で
それはこっちを選ぶよね~。
最後、「あれ、ハッピーエンドじゃないのかな?」と
思ったけど、ちゃんと二人が結ばれて
良かった良かった。



★★★
マーミーちゃん、一発出ました。
ガチャガチャで400円ですよ。高い。