つづき
その夜おじいさんが眠りにつくと
夢の中に昼間助けてやった蛇が
現れました。
「今日は助けていただきありがとうございます。
お礼に何か差し上げたいのですが
お金でもお宝でも
なんでも好きなものを言ってください」
「わしもおばあさんも
欲しいものはないのだが
このあたりの田んぼは
日照りになると
秋に米が取れなくて
皆苦労する。
枯れないため池が沢山あったら
皆が助かるのだが」
「わかりました。
明日村の田んぼをまわってみてください」
そう言って蛇は姿を消しました。
翌朝、おじいさんとおばあさんが
村中の田んぼをまわると
あちらこちらにため池が
出来ており
それからはどんなひどい日照りでも
そのため池は枯れることが
なかったそうです。
可愛いお菓子もらいました🙂