チューリップの伝説
1月31日の誕生花はチューリップです。
花言葉は「思いやり」
オランダに伝わるチューリップの伝説
昔オランダのある町に
とても可愛らしく、
心の優しい娘が住んでいました。
娘には三人の求婚者が現れ、
それぞれ「王冠」「剣」「財宝」を差し出して
娘の愛を得ようとしました。
娘は誰も選ぶことができませんでした。
なにより一人を選んだら
あとの二人を傷つけてしまうことを
恐れたのです。
悩み苦しんだ娘は
花の女神フローラに
自分の姿を花に変えてほしいと
頼みました。
フローラは娘を不憫に思い
願いをきいてやりました。
娘は「王冠」のような花弁、
「剣」のような葉、
「財宝」のような球根を持つ
一輪の花になりました。
その花は「チューリップ」と呼ばれるようになり
今でも春になると
その可憐な姿で世界中の人々の目を
楽しませています。
***
エルサ・ベスコフの絵本より。