ガーネットの童話(グリム)
昔、
おばあさんが怪我をして
動けなくなった小鳥を介抱して
元気にしてやりました。
小鳥は元気になり
飛び去っていきましたが
おばあさんは
「もう小鳥に会うことはないだろう」と
少し寂しく思いました。
ところがある日その小鳥は戻ってくると
おばあさんの掌に
一粒の小さなガーネットを乗せて
また去って行きました。
おばあさんは
そのガーネットを枕元に置いて
眠ることにしました。
夜中、ふと目が覚めると
いつも暗闇の中で小さなガーネットは
キラキラと明るく輝いていました。
まるで小鳥のおばあさんへの感謝の気持ちを
表すように・・。
おわり
仔犬のリーコ