またじじぃの話で申し訳ないんだけど、
思い出したから忘れないうちに書いておくわ・・。

以前スミヨに聞いた話なんだけど
ずいぶん前のことで、
ある日じじぃの仕事場に
若い男の子がふらっと入ってきたんですって。
それで
「自分は東京から名古屋に働きにきて、
もう仕事はやめてしまった。
実家に帰ろうと思っている。
でも東京までの旅費がない。
一日だけでいいから
掃除でもなんでもするから
働かせてもらえないか（で、バイト代をもらいたい）」
って言ったんですって。

で、じじぃはどうしたかっていうと
スミエに一万円だか持ってこさせて
「やってもらうような仕事はないから
これで家に帰りんさい。
金はいつか返してもらえばええから」と
男の子にお金を渡したそう・・。

たぶん男の子は「きっと返しにきます」とかなんとか言って
出て行ったと思うんだけど
もちろん返しになんてこなかった・・。

じじぃのその時の心境を考えてみると

〇かわいそうに思ってお金をやった
〇不審に思って体よく追っ払いたかった
〇いい人ぶりたかった
〇その時の気分

正直なところどれかわからない・・
このことについてじじぃと話したこともないの。
だぶんどれも当てはまるんじゃないかなぁって
思う・・。

じじぃは私が時々行くと
「交通費」って言って諭吉をくれることがあるのよ。
・・じじぃ、長生きしてね。（なーんて、ふふ）

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