「くるみちゃんのカップケーキ 2」
くるみちゃんの作ったケーキは
通りかかった人が
ひとつ、ふたつと買ってくれて
だいたい午後の三時すぎくらいには
売れてしまうようでした。
お金もちゃんとかごに入っていました。
ところが何日か経つうちに
売れたケーキの数と、かごのお金が
合わない日が出てきました。
「お金を払わないで
持っていってしまう人が
いるのかな・・」
くるみちゃんは少し悲しい気持ちになりましたが
もしそれが知っている人だったら
いやだな・・と思って
犯人さがしはやめることにしました。
☆つづく☆