レモンタルトの夢

水彩画と色鉛筆イラストのブログです。

さるまさむね その四


さるまさむね その四


「変だぞ」


「いったいどこへ持って行くんだろう」


と飛脚のふたりは
サルのあとを追いかけて峠を登りました。


そして峠の途中まで来ましたが
サルの姿は見えなくなってしまいました。


「大変だ、逃げられてしまった」


「命を助けてやったのに、
とんでもないことをする奴だ」


ふたりは困り果ててしまいました。


ご状箱の中には
殿さまの大事な手紙が入っていたのです。


手紙を無くしてしまっては
もう旅を続けることはできません。


ふたりはガッカリして
松の木の根元に座り込んで休むことにしました。