上海大学四年の海燕は４年間付き合ったボーイフレンド曉偉と
同じ会社の面接を受けることに。
二人は共に地方の出身で、
卒業後は上海で一緒に暮らす約束をしていました。

二人は同時に面接と筆記試験を受けます。
曉偉は面接の受け答えも完璧でしたが、
海燕はしどろもどろに・・。

筆記試験では
受験者同士採点しあうという項目があり、
海燕は曉偉に１０点満点と高い評価を付け
それまでの付き合いで知り得た
彼の優れた点について長文を書きます。
対して
曉偉は海燕に合格すれすれの６点しかつけませんでした。

落ち込む海燕を
曉偉は「もし君が落ちたら俺が養ってやる」と
慰めますが、
結果は海燕が合格、曉偉は不合格。

曉偉は海燕に何も言わす実家に帰ってしまいます。

海燕は会社に出向き、試験官に面会します。
自分が合格して曉偉が落ちたことに
納得がいかないと。
試験官は海燕にこう答えます。

「試験の回答を読めば、その人の態度と性格がわかる。
同じ試験を受けた相手に
高得点をつけられる貴方の誠実さに
試験官全員が納得したの。

人の長所を見出し、学ぶ。
私が求める最大の資質を
貴方はすでに備えている。」と。