「ヴィネガー・ガール」アン・タイラー
あらすじ
29歳のケイトは大学を中退してから
伯母のコネで入ったプレスクールで
アシスタントとして働いています。
変わり者で免疫学の研究者の父親と
男の子にモテモテの高校生の妹と三人暮らし。
ケイトは家事全般を受け持ち
毎日職場と家の往復。
趣味と呼べるものは庭いじりだけ。
友人とは疎遠になり
恋人もいない。
お世辞の一つも言えないケイトには
時々子供の保護者からクレームが来ます。
でも仕事を失ったら
何をしたらいいのか、何がしたいのかわからない・・
そんなケイトにある日父親が
とんでもないことを頼んできます。
父親の助手として働いている外国人の男性のビザが
もうすぐ切れてしまう。
それでアメリカで永住権が取れるように
彼と「形式だけの結婚」をしてくれないかと・・
はじめ父親の言うことを無視していたケイトですが、
だんだん気持ちが変わっていきます。
「これは今の自分の生活を変えるチャンスかもしれない」