１９８０年代のフランス。
片田舎でレストランを経営する中年女性、オルタンスは
大統領専属の料理人に抜擢されます。

オルタンスの仕事は大統領の普段の食事を作る事。
官邸（エリゼ宮）初の女性料理人となったオルタンスは
もとからいる男性料理人たちなどから嫉妬などを
受けますが、
優秀で性格の良い助手の二コラの助けを得て
仕事をこなします。

彼女の作る昔ながらのフランスの家庭料理は
大統領を大変喜ばせ、
大統領とオルタンスは
気持ちを通わせます。

しかし事務方のやり方が変わり、
材料費や材料を集める交通費、
献立にまで口を出されるようになり
オルタンスはエリゼ宮を去る決心をするのでした。

その後オルタンスは南極にあるフランス隊員の基地の
厨房で働きます。
オルタンスの料理は隊員たちを魅了しますが
契約期間の満了に伴ない
その職も辞することに。

「この仕事は給料がすごく良かったのよ。
それでどうしてもここで働きたかったの。
もらったお金で
今度はニュージーランドに行って
トリュフの栽培をするつもりよ。」

隊員たちに惜しまれつつ、オルタンスは新しい地へ
旅立つのでした。

（実話ベースのお話しらしいです）

オルタンスと二コラ