アルフレッド・ヒッチコックの作品「レベッカ」
主演はジョーン・フォンティンとローレンス・オリビエ

お金持ちの夫人の身の回りの世話をして
生活費を稼いでいた「わたし」は
モンテカルロのホテルで中年の英国紳士、マキシムと出会い、
プロポーズされ、承諾。
彼の故郷、マンダレーの屋敷に戻って暮らすことに。
マキシムは一年前に前妻のレベッカを
海難事故で亡くしているという。

☆
マンダレーの屋敷は大きく、
召使も大勢。
屋敷の中を仕切っているのは
レベッカが結婚する前から彼女につかえてた
ダンヴァース夫人。
貧しい暮らしをしてきた「わたし」は
屋敷の仕来りがわからず、右往左往してびくびくし通し・・。
ダンヴァース夫人は
「レベッカ様はああしていた、こうしていた」と
「わたし」のやることなすこと否定して
「わたし」はすっかり自信喪失・・

☆
そうこうするうちに
レベッカの遺体が見つかってマキシムに殺人の嫌疑かかる・・。
マキシムは「わたし」にレベッカの死の真相を告白。
裁判で意外な事実が判明して・・

っていうストーリー。

☆
「わたし」は結婚してからもずっと
夫が本当に自分のことを愛しているのかどうか
自信が無くて、それを確認できてから
ダンヴァース夫人に対する態度も
変わってきます。

夫は妻にちゃんと言わないとね～そういうことはね。
「言わんでもそれくらいわかるだろ」っていうのは
あかんのよ・・。

以下、「レベッカ」ネタバレ

裁判では、レベッカが不治の病に侵されていたと
医師が証言して、そのため自殺したということで
マキシムは無罪になります。

しかし実際は
レベッカが「浮気相手の子供を妊娠した。
あなたは血のつながらない子供を自分の子供として育てて
大事なマンダレーの屋敷の跡継ぎにするのよ」と言って
マキシムを激高させ、結果彼はレベッカを殺してしまった・・
というのが真相でした。
レベッカはマンダレー屋敷の完璧な女主人をこなす陰で
夫を軽んじて浮気を繰り返す悪女だったわけです。