レモンタルトの夢

イラスト、写真、お話しなどを載せています。時々根尾くん♪

映画 彼が愛したケーキ職人

ネタバレですので。
もしこれから見るかもの予定のある方はご注意ください。
割と内容を忘れてしまうので
覚書として。


☆☆☆
ベルリンで一人でカフェを営むトーマスは
エルサレムから仕事で来ていた妻子持ちの男性オーレンと恋人関係になる。
一年後彼は帰国して事故死・・。
トーマスはエルサレムに行って
オーレンの妻アナトがはじめたカフェで
素性を隠して雇ってもらうことに。
オーレンの兄はドイツ人を雇うことを反対する。


トーマスが作ったクッキーやケーキを出すと
おいしさが評判になり
店は繁盛しはじめる。
エルサレムの飲食店には厳しい規則があって
非ユダヤ人がオーブンを使ったりできない。
オーレンの兄は反対するがアナトはケーキを出し続ける。


アナトは亡くなった夫のオーレンが自分と子供を捨てて
ドイツに行くと言っていたことを
トーマスに打ち明ける
オーレンは自宅を出てホテルに行こうとして事故にあったと。


オーレンの母親はどうやらトーマスと亡くなった息子の関係を
うすうす気づいている。
トーマスに
オーレンの部屋を見せたり、
食べるものをあげたりする。
優しくて綺麗なお母さん。


アナトとトーマスは次第に心を通わせるようになる。
そして関係を持つ。


トーマスの回想シーン。
「子供は欲しくないのか」というオーレンに、
「自分は子供を持つことが無理だ」と。
自分の生い立ちを話す。
両親がなく祖母と二人きりで生活していたこと。
祖母は小さなパン屋を営んでいた。
祖母は「足ることを知りなさい」と教えてくれた。
「祖母は亡くなった。
今は仕事もあるし家もある、何も持っていない人もいる」


そのうちにアナトの店の食物認定が取り消され、
メモの字や携帯の留守電の声で
アナトはオーレンとトーマスの関係も知る。


オーレンの兄がトーマスのところにやってきて
お金と航空券を渡して「二度とこの国にくるな」言う。
断るというトーマスは殴られ涙を流す。
トーマスはドイツに帰る。


三か月後アナトのお店は相変わらず繁盛している。
認定が取り消されてもきちんと規則を守っていると
お客さんに説明している。


アナトはひとりベルリンに行く。
トーマスのカフェを店の外から見ていると
トーマスが出てきて、アナトには気が付かずに
自転車に乗っていってしまう。
アナトはベルリンの空を見上げる。