レモンタルトの夢

イラスト、写真、お話しなどを載せています。時々根尾くん♪

映画 容疑者

レモンタルト

監督 ロバート・シオドマク

主演 チャールズ・ロートン


フィリップ・マーシャルは

親切で心優しい男だったが

口うるさくヒステリックな妻に

悩まされていた。


一人息子も母親を嫌って

家を出てしまう。


ある日、フィリップが勤める店に

若い女性、メアリーが仕事を求めてやってくる。

フィリップはメアリーを雇ってくれそうな

知り合いの店を紹介してやる。


メアリーは無事就職でき

それをきっかけに

フィリップとメアリーは

食事や観劇を一緒にするようになるが

フィリップはメアリーに既婚であることは

話せずにいた。


お互いに本気になり始め、

フィリップは妻に離婚を切り出す。

が妻は承知しない。


フィリップはメアリーに

自分が既婚者であることを

話し、

メアリーはフィリップを諦める。


フィリップは妻との仲を

修復しようとするが

妻はメアリーのことを

調べ上げていた。


「あの女が職場にいられないようにしてやる

あなたの職場にも話す。

二人とも破滅すればいいのよ」


フィリップは愛用の杖を掴んだ。

(脚が悪いわけではなく

20世紀初頭の話なので

紳士の持ち物)

☆☆


妻の葬儀のあと、

ロンドン警視庁から

ハクスリーと名乗る刑事が

フィリップを訪ねてくる。


「警察の方には全部話しましたが」


「ええ調書は読みました。

上からの命令で。

奥さんが落ちて亡くなったという階段を

見せてください」


左がフィリップ


ハクスリーは階段を些細に点検した後


「もしこれが事故でなく

殺人だとすると…

これは私の推測にすぎませんが…

夫が何らか理由で妻を邪魔に思うようになり…」と言うと


フィリップの杖を手に取り

まるで見ていたかのように

殺人の一部始終を実演しはじめる。


「やめろ!

何の証拠もなしに

私を人殺し呼ばわりするとは」


「そんなことは言ってませんよ。

ただ仮説を建てただけです」


「仮説は現実とかけ離れている」


「仮説を実証するには

動機を見つければいいだけです」


そう言い置いてハクスリーは帰っていった。