「仮縫」有吉佐和子
高級ブティック・パルファンの
縫い子である隆子は
いつか店のオーナーでありデザイナーの
松平ユキのようになりたいと野心を燃やす。
経営の傾きかけた店を放り出して
ユキが渡仏、音沙汰が無くなる。
あとを任された(と思った)隆子は
寝食も忘れて東奔西走、
人気女優への衣裳提供、百貨店への出店と
事業を拡大。
ユキの恋人の相島とも関係を持つ。
すべては自分の思い通り進むと
初のファッションショーを企画し
ショーで自分の名前を売り、
独立の足掛かりにしようと考える。
しかしショーを目前にして
ユキが自分がデザインしたドレスを
何十着も持って帰国、
隆子の計画は足元から崩れはじめる…
文庫解説の森英恵さんが
「実際にはあり得ないストーリー」と書いてるけど
あり得ないからこそ面白いんだろうね…
隆子がお金や名声ばかり欲しがって
肝心の服のデザインには
あまり情熱を持ってないのが残念な感じでした。