さるまさむね その五 するとしばらく経って 峠の上からさっきのサルが こちらに向かってくるのが見えました。 片手にご状箱を持ち、 もう片方の手に何か長いものを抱えて ふたりに向かって走ってきます。 「おお、サルが戻って来たぞ」 「一体、どうしたというのだろう」 飛脚たちがそ...
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