さるまさむね その一
さるまさむね その一
昔九州の殿さまの大事な手紙を
江戸に届けるために
ふたりの飛脚が東海道を歩いていました。
ふたりが海岸沿いの道を歩いていると
ひとりが海岸の方を見て
「あっ、あれは何だ」と言いました。
もうひとりもそちらを見ると
「これはすごい」と立ち止まりました。
海岸の岩のところに一匹の大きなタコがいて
何か大きな動物を足でからげて
海に引っ張り込もうとしていたのです。
「あれはサルだ、サルがやられている」
はじめに見つけた飛脚が叫びました。
(つづく)
え~、怖いですね~ドキドキ・・。
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クリスマスまでまだ二ヶ月もあるけど
飾ってみました。