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鬼のなまえ その一
昔、ある村の近くに大きな川がありました。
流れの早い川で、船で渡ることができません。
そのために村の人たちはとても困っていました。
向こう岸に行くことが出来ないのです。
皆で相談して、村の大工に橋をかけてもらうことに
しました。
「大工さん、ひとつあの川に橋をかけてもらえませんか」
村のひとたちからそう頼まれると
大工は断ることができなくなりました。
皆が困っていることがよくわかっていたからです。
大工はひとり川にやってきて考え込んでしまいました。
流れが早くて深い川です。
向こう岸が見えないくらい幅が広い川に
どうやって橋をかけたらいいのでしょう。
「困ったな、困ったな」
大工が腕組みしながらひとりごとを言っていると
ふいに岸の近くの川水にぶくぶつと泡が立ちました。
おやっと思って見ていると
水の中から二本のつのの生えた大きな頭が
にょきっと出てきました。
頭の下にはぎらぎらした目玉と
大きな口が見えました。
川に住んでいる鬼が水の中から首を出したのでした。
つづく
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カメラを避けるリーコ
先日買ったパンジーの苗、
ひとつ咲きました(*^_^*)
朝顔も頑張ってます。
ふたつ咲きました。
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いつもありがとうございます(涙・涙)