レモンタルトの夢

水彩画と色鉛筆イラストのブログです。

「おんがくかぼちゃ」(その二)


「おんがくかぼちゃ」(その二)


お百姓さんが
「粟をまいてかぼちゃがなるとは
不思議なこともあるものだ」と驚いていると
かぼちゃの中から
笛や太鼓や三味線の楽しい音楽が
それはそれは賑やかに聞こえてきました。


またまた驚いたお百姓さんは
かぼちゃをちぎると家に持って帰り
神棚の上にあげました。


さてこのかぼちゃの噂が広がって
毎日たくさんの人がお百姓さんの家に
押しかけてくるようになりました。


「不思議だなぁ、不思議だなぁ」


かぼちゃの音楽を聴いたひとたちは
不思議がり、ありがたがりました。


そして皆かぼちゃにお賽銭を上げて帰るので
貧乏だったお百姓さんはまたたくまに
お金持ちになりました。


おもしろくないのは隣の金持ちです。


「もとはうちが貸した粟のたねからできたかぼちゃだ」と言って
むりやりかぼちゃをお百姓さんから取りあげて
家に持って帰りました。


ところがかぼちゃはピーともツーとも
音を出しません。


腹を立てた隣の金持ちは
かぼちゃを庭に放り投げました。


するとかぼちゃの実が割れて
中から隣のお百姓さんに貸しただけの粟のたねが
出てきた、という話です


おしまい


本の挿絵

かぼちゃの音楽を聴く村の人達
みんな楽しそう。

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こんにちは~♪


美容と健康のために胡桃を食べるのよ。


下描き中。