レモンタルトの夢

水彩画と色鉛筆イラストのブログです。

日本昔話「月と星」(3) マーブルちゃんと世界旅行

「月と星」(3)


お母さんはツキを棺桶にいれて埋めてしまおうと思い、
村の棺桶屋に「娘が亡くなったので棺桶を作って欲しい」と
頼みました。


それを知ったホシは母親に内緒で棺桶屋に
「棺桶の底に小さな穴を開けておいて」と
頼みました。


棺桶が出来上がると母親はツキに
棺桶に入るよう言いました。


ツキが母親に逆らうことができず
棺桶に入ると、ホシは母親の目を盗んで
たくさんの芥子のタネを棺桶の底に置き、
「必ず探しに行きますから待っていてください」と
ツキに言いました。


村人はツキの棺桶を村はずれの原っぱに運んで行きました。


夜になって、こっそり家を抜けだしたホシは
暗い夜道を歩いて
村はずれの原っぱに向いました。
すると
原っぱの一か所に芥子の花がたくさん咲いているところが
ありました。


ホシが芥子の花の下に向かって
「おねえさんはこの下にいますか?」と
呼びかけると
「いいえ、わたしはここにいます」と
空から声がします。
ホシが見上げると、夜空に白く輝く月が出ていました。
「ではわたしもそちらにまいります」
ホシが答えると、
ホシの身体は夜空に吸い込まれていきました。


それから毎晩月のすぐそばに寄り添うように
輝く星が見られるようになりました。



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「マーブルちゃんと世界一周の旅」


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