牛と子狐 その二
その夜、田吾作がそろそろ寝ようかと
思っていると
誰かが表の戸をたたく音がします。
田吾作が出てみると、
昼間の子狐が立っていました。
田吾作は
「もう遅いから明日にしてくれ」と
そのまま戸を閉めました。
あくる朝、田吾作が戸を開けると
戸口にカモが一羽置いてありました。
それから田吾作とアカが
畑に出ていても
子狐がやって来ることはありません
でした。
その夜、田吾作がそろそろ寝ようかと
思っていると
誰かが表の戸をたたく音がします。
田吾作が出てみると、
昼間の子狐が立っていました。
田吾作は
「もう遅いから明日にしてくれ」と
そのまま戸を閉めました。
あくる朝、田吾作が戸を開けると
戸口にカモが一羽置いてありました。
それから田吾作とアカが
畑に出ていても
子狐がやって来ることはありません
でした。