小さな手紙 〜レモンタルトの夢〜

イラスト、昔ばなし、愛犬の写真など

春のアラカルト ②

「春のアラカルト」 ②


ある日いつものように
サラは下宿に届けられたメニューを
タイプしていました。


美味しそうな春のメニューが並んでいます。
その中に「タンポポ」の文字を見つけた時
サラの目に涙があふれました。


ウォルターからはもう二週間も
手紙の返事が届いていなかったのです。


ひとしきり泣いた後、
サラは気を取り直してメニューカードを全部仕上げると
店の使いのものに渡しました。



その日の夜になり、
サラの下宿の玄関のベルが鳴りました。
女主人との短いやりとりのあと
階段を駆け上がってサラの部屋にやってきたのは
若い農夫のウォルターだったのです。


「君の住所を尋ねたら引越したっていうじゃないか。
それであちこち聞きまわって・・
ニューヨークは本当に広いところだな」


「手紙を書いて送ってたのよ」


「いや、届いてないよ」


「でもどうしてここがわかったの?」


「ここの隣のレストランの前を通りかかって
食事しようと思ったんだ。
春の野菜料理でも食べようと思って。
それでメニューカードのキャベツ料理の下を見て・・
すぐに店主を呼んだんだ」


「覚えてる、キャベツ料理の下は
タンポポと卵の料理だったわ」


ウォルターは春のような笑顔を浮かべながら
言いました。


「君のタイプライターはWの文字がひしゃげていたね。
それでわかったんだよ」


「でもタンポポ(ダンデライオン)の綴りに
Wの文字はないわよ」


ウォルターはポケットからメニューカードを取り出し、
サラに見せました。
そして涙のあとのついたそのメニューカードの一行を
指さしました。


そこにはこう書かれていたのです。


「愛しいウォルター 固ゆで卵添え」
(DEAREST WALTER WITH HARD-BOILD EGG)





原作はO・ヘンリーの「春のアラカルト」です。
原作は短編ながら、それなりの長さがあります。
かなり要約して書きました。




バレンタインデーのチョコレート、
今年もかわいいのが一杯出てますね~。
ゴンチャロフの猫のとか・・
ペンケースの欲しかったけど、近所のショッピングセンターでは
すでに売り切れ。
下の缶に入った2000円のも売り切れてました。




メリーチョコレートはムーミンとコラボ!
通販サイトでは完売続出だそうです。



大丸松坂屋限定
モロゾフのミッフィーちゃん
かわいすぎ~。