野あざみ

明日6月19日の誕生花は野あざみです。
花言葉は「高潔」「独立」。





絵本作家 熊田千佳慕



野あざみの伝説


大地の女神マーテルがは羊飼いのダフニスに恋をします。
マーテルは想いを打ち明けようとしますが、
ダフニスはマーテルに気づかずに通り過ぎて行ってしまいます。
失恋した大地の女神は、悲しみにくれ
大地は野あざみで埋め尽くされました。


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「赤毛のアン」表紙コレクション その三






昔話「あちらを向くか」

「あちらを向くか」


むかしむかし、ある殿さまは鯛の焼き物をたいそう好まれ、
毎朝御膳にはお頭つきの鯛が出されておりました。
  
ところがあるとき、鯛の不漁が続き、
町の魚屋では鯛の姿が消えてしまいました。
料理番は町中をくまなくさがして、
やっとのことで一枚の鯛を手に入れることができました。
 
「もう一枚の鯛もござりませぬ。
千両出しても手に入りますまい」
  
料理番は殿さまの御近習(おそばに仕える人)に
こう伝えておきました。
  
さっそく、朝の御膳に鯛の焼きものを出すと、
殿さまはきげんよく鯛の片身を召しあがられ
「うん、うまいうまい、鯛の替わりをもて」と
仰せつけらました。
  
さてさて御近習はうろたえ、
どう申し上げればよいものかと思案しておった最中のこと、
殿さまがふとあちらを向かれたすきに
さっと御膳の鯛を裏返したのです。


 すると、殿さまは御膳に目をやり、
その鯛の片身も召しあがられました。
そしてまたまた「これはうまい、替わりをもて」と
仰せつけらました。
  
 これには御近習、どうしようもなく途方にくれていると、
殿さまはにっこりとお笑いになり
「わしがまた、あちら向けばよいか?」と
おっしゃったということです。
  
殿さまは、すべてわかっておられたのです。
それにしても、心の広い殿さまでありました。


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「赤毛のアン」の表紙コレクション その一


「あしながおじさん」の次はやっぱり「赤毛のアン」・・
ということで。


六枚です。