「そらまめとわらとすみ」(2)
前の記事にコメントいただいております。
いつもありがとうございます。(*^_^*)
お返事もう少しかかります。
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「そらまめとわらとすみ」(2)
わらが言いました。
「こんなところにいては
この先どんな目にあうかわからないな」
炭が言いました。
「三人で旅に出て
いろいろ見てまわろうじゃないか」
そら豆も
「そうしよう、そうしよう」と
わらと炭と一緒に旅に出ることにしました。
三人は仲良くどんどん歩き、そのうち小さな川が
流れているところにやってきました。
ところが川には橋がかかっていません。
「さぁて、どうやって向こう岸に渡ればいいかなぁ」
「どうしよう」
「どうしよう」
またそら豆とわらと炭は話し合いを始めました。
「そうだ、おいらが橋になってやろう」
そう言うとわらが川の流れの上に寝て
向こう岸へ渡るのに丁度いい橋になりました。
まずそら豆がわらの橋をえっこらえっこら
向こう岸に渡りました。
今度は炭が渡りはじめました。
ところが炭にはまだからだに火が残っていて
橋を半分ばかり渡ったころ
その火がわらにうつってしまったのです。
わらの橋はそこから二つに焼け切れて
炭と一緒に川の中に落ちてしまいました。
そしてそのままわらと炭は川下のほうに
流されて行ってしまいました。
つづく
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今朝はひとつ・・。