レモンタルトの夢

水彩画と色鉛筆イラストのブログです。

犬をこわがるお嫁さん(3)イラスト追加しました。

「犬をこわがるお嫁さん」(3)


若者は「たとえ元はキツネでも
自分の大切な女房で、子供の母親に
かわりない」と
毎日村はずれの原っぱで妻を探しまわりました。
でも妻を見つけることはできませんでした。


そんなある日の夜更け、
若者の家の戸をとんとん叩く者がいました。
開けてみると人間の姿をした妻が立っています。


「坊にお乳をやりにきました」
妻はそう言うと子供に乳をやり、
添い寝すると、明け方またどこかへ帰って行きました。


そうして毎晩やって来ては
夜が明けきらぬうちに
そっと帰って行くのでした。


そして子供が一歳の誕生日を迎えた日を最後に
妻が姿を現すことは二度とありませんでした。


(おわり)



とっても悲しいおはなしね・・。
キツネは毎日原っぱを通る男の人が
好きになっちゃったのね。
それで人間になって、その人のお嫁さんに
なりたいって、思ったのね・・。


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