絵姿嫁さま その二
「絵姿嫁さま」 その二
ところがある風の強い日、
若者が畑で仕事をしていたら、
風で嫁さまの絵が木からはずれて
空高く舞い上がりました。
若者はあわてて絵をつかまえようとしましたが、
絵は風に乗ってどんどん遠くに飛んでいき、
そのうちに見えなくなってしまいました。
若者はがっかりして家に帰りました。
話を聞いた嫁さまは
「絵はいつでも描いてもらえるし、
わたしはいつでもそばにいますよ」と
にっこりしました。
つづく
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「リーコの日記」
あさって抜糸なのよ。
病院はこわいけど、がまんしなくちゃね。
小池さんがクリスマスケーキ買ってくれたんだって。
早く食べたいなぁ・・。