レモンタルトの夢

イラスト、写真、お話しなどを載せています。時々根尾くん♪

2018年2月のブログ記事

  • 「都会は遠い」①

    「都会は遠い」① 田舎からニューヨークに出てきたロバート・ウォームズリーは 苦労の末、富と名声を得るに至りました。 彼はすっかり都会に染まり、社交界の一員になり いっぱしの洒落たマンハッタン紳士になったのです。 6年前、ロバートが故郷を出る時 人々は「ウォームズリーの息子は 都会に出てどうするつも... 続きをみる

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  • 翁草 四コマ(おさるのかごや)

    2月5日の誕生花は翁草です。 花言葉は「何も求めない」「純情」 *** 実際の私はこんなにキーキー怒ったりしないですよ~(笑 (「おさるのかごや」のことが書かれていたのは 佐藤愛子さんのエッセイです)

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  • 「車を待たせて」②

    「車を待たせて」② 「これからディナーの約束があって、 そのあとに芝居見物・・。 公園のそばの角に車を待たせてますの。 こちらに来る時に見かけませんでした? 白いボディの・・」 男はちょっと眉根を寄せると 「あぁ、足回りの赤い車ですね・・。 もうこんなに暗くなっています。 不用心ですので 車までお... 続きをみる

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  • 「車を待たせて」①

    「車を待たせて」① 黄昏時になると間もなく 静かで小さな公園にひとりの娘が現れて ベンチに座り、本を読みはじめました。 グレーの質素な服にターバンのような帽子。 おっとりとしたたいそう美しい顔が 帽子にかかっている粗い目のベールから 透けて見えます。 娘は前日もその前の日も 同じ時刻にその公園にや... 続きをみる

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  • 四コマ (ルッチとわたし)

    *** 危なかった~。 (無事こぼさず飲めました)

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  • 桜草

    2月4日の誕生花は桜草です。 花言葉は「初恋」「希望」 ドイツに伝わる桜草のお話。 重い病気の母親と暮らす貧しい少女が 桜草の咲く道を歩いていました。 お金がなくて母親のための 薬が買えず、暗い顔をしていました。 娘は母親を慰めるために 道端に咲く桜草を 家に持ち帰ろうと思いました。 桜草を折って... 続きをみる

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  • セツブンソウ 四コマ(わたしとリーコ)

    明日2月3日の誕生花は セツブンソウ(節分草)です。 花言葉は「高貴」「微笑み」 * 最後の、私は一緒に、は 私と一緒に、の間違いです。

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  • 四コマ(かわいいあたしに向かって・・)

    いつも四コマ、読んでくださってありがとうございます。 (面白いかどうか、わかりませんが・・) だんだん早く描けるようになってきました。 そのぶん絵も字も雑になってきたような・・。 もし読めない字がありましたら ご連絡ください(*^_^*) そろそろ普通のイラスト描きたいと思っております・・。

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  • 三色スミレ 四コマ(忙しいと・・)

    明日、2月2日の誕生花は三色スミレ(パンジー)です。 花言葉は「わたしのことを想ってください」 * 「三色スミレの伝説」 ある日ひとりの天使が春の野原に降り立ちました。 野原には真っ白なスミレがたくさん咲いています。 天使はうれしくなってスミレの花々の間を 歩きまわり そのうちに疲れて、 天使は花... 続きをみる

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  • 春のアラカルト ②

    「春のアラカルト」 ② ある日いつものように サラは下宿に届けられたメニューを タイプしていました。 美味しそうな春のメニューが並んでいます。 その中に「タンポポ」の文字を見つけた時 サラの目に涙があふれました。 ウォルターからはもう二週間も 手紙の返事が届いていなかったのです。 ひとしきり泣いた... 続きをみる

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  • 春のアラカルト ①

    「春のアラカルト」 ① 3月のある日、 ニューヨークに住むサラは メニューカードの上に涙をこぼしていました。 * サラはフリーのタイピストとして生計を立てていました。 一番のお得意先は下宿の隣にあるレストラン。 ある日、その店で食事をしたサラは 英語ともドイツ語ともわからない 乱雑な文字で書かれた... 続きをみる

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